Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 90

天皇制ファシズムと「国家神道」、そして柳田國男が温存した「神道」のドグマとは? 岩上安身による島根大学名誉教授・井上寛司氏インタビュー3日目(近代・現代編)

 現在の安倍政権のもとで、大日本帝国で猛威をふるった「国家神道」が復活の兆しを見せる中、古代にまで遡って「神道」の起源を探ってきた岩上安身による島根大学名誉教授・井上寛司氏へのインタビュー・シリーズ。3日目である2016年12月15日には、明治維新後の近代、さらには戦後社会における「神道」の展開について聞いた。

 幕末に尊皇の志士の間で流行した「国体論」の影響を強く受けた明治の元勲らは、大日本帝国憲法や教育勅語を通じ、天皇中心主義的な「国家神道」を国民に刷り込んでいった。なかでも、大日本帝国による侵略戦争を精神的な側面から肯定し、国民を戦争へと駆り立てていったのが、靖国神社である。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 90

Trending Articles