安倍総理に太いパイプを持つジャーナリストの櫻井よしこ氏は、法律(公職選挙法)違反をしても見逃されると思っているのだろうか?
こんな疑問がふつふつと湧き起こってきたのは、参院選公示を9日後に控えた6月25日。「安倍・麻生忖度道路発言」で国交副大臣を辞任し、新潟選挙区での再選が危ぶまれている塚田一郎参院議員の支援集会に駆け付けた櫻井氏の応援演説を耳にした時のことだ。
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▲塚田一郎参院議員(手前)の支援集会に駆け付けた櫻井よしこ氏(奥)(横田一氏提供)
公職選挙法235条第2項(虚偽事項公表罪)は、特定の候補を当選あるいは落選させるために、虚偽の事実を公にしたり、事実をゆがめて公にすることを禁じている。しかし櫻井氏の演説は、勝手に争点を設定した上で相手候補の打越さく良氏が訴えてもいないことを実際に発言したかのように紹介したり、打越氏の記事を歪曲し、レッテル貼りをした上に現実認識能力への疑問呈示もしていた。少なくともそのように聞こえる演説だった。これは公選法違反ではないだろうか?